屋根塗装について
屋根塗装と言っても色々な屋根の種類があります。
こちらのページでは、屋根の特徴や種類などをご紹介致します。
スレート瓦
コロニアル
カラーベスト
スレート瓦とは、粘土板岩を使用した薄い板状の屋根材です。
定期的な塗装を施さないと「耐熱性」「防水性」などを維持できなくなり、重度の劣化は「葺き替え」が必要となります。「色あせ・色むら」や「カビやコケ」が発生している、塗料がはげてきているなどの状態のうちに、塗装をおこないましょう。
コロニアルは、主成分がセメントのため、塗装をすることによって防水性を持たせています。しかし経年劣化により塗膜が劣化し防水性が低下すると、雨水や湿気によって苔が発生します。
苔やカビが発生し、放置をしていると、コロニアルの防水性はさらに低下していきます。そうすると苔の発生では収まらず、瓦の「反り」や「割れ」が発生します。では、なぜ防水性が低下すると、「反り」「割れ」が発生するのでしょうか。例えば、雨や雪が降ったあとに、コロニアルが水を含んだまま凍ったり、夕立後の晴れ間に強い日差しで急激に乾燥したりすると、湿気と乾燥を繰り返し、その結果として瓦の反りにつながります。
コロニアルの反りをそのまま放置をしてしまうと、コロニアルの端がまつ毛のように反り上がってしまいます。そうすると台風などの横殴りの雨が降った際に、反り上がった小口から内部に雨水が浸入し雨漏りの原因となります。コロニアルが反っている、またはひび割れしている部分を見つけたら、塗替えを検討するようにしましょう。
コロニアルのひび割れを放置したままにすると、最終的にはひび割れしていた部分が滑落してしまいます。
コロニアルが滑落すると、滑落した部分の大きさによっては、瓦の下の防水材や防水材を止めている釘が丸見えになってしまいます。この状態のままで何も処置をせず放置をしてしまいますと、雨が降った際に雨水が釘穴をつたって、野地板に雨水が浸入してしまいます。そして最終的に雨漏りの原因となってしまうのです。野地板が腐ってしまうと、屋根の葺き替えをおこなわなければなりませんので、早急な対処が必要となります。
このように、コロニアルの屋根塗装を検討するには、いくつかのサインがあります。
しかし、なかなか変化に気づきにくい屋根の上。まずは、ご近所の家の屋根に比べ「色あせ」が気になった時には、コロニアルの防水性が切れている可能性がありますので、お気軽にご相談下さい。
スレート瓦は主に3種類
・石綿スレート
石綿(アスベスト)とセメントを混ぜて作られた「石綿スレート」
健康被害を考慮し使用されることがなくなる。コストパフォーマンスの良さや軽量などの特徴から、以前は多くのスレート屋根で使われていた。
・無石綿スレート
石綿の変わりにパルプやビニロンを使用した「無石綿スレート」
「石綿スレート」のアスベスト使用による健康被害を受け、近年多く使用されているスレート瓦。
・セメント系スレート
セメントを主原料とした「セメント系スレート」
「無石綿スレート」と同様にセメントを主成分とし、着色がされている。「カラーベスト」「コロニアル」と呼ばれるスレート瓦は、このセメント系スレートに分類される。
モニエル瓦
セメント瓦
別名「乾式洋瓦」とも呼ばれるセメント瓦で、コンクリートと同質の無機質着色材である「着色スラリー」を塗膜として形作り、さらにアクリル樹脂のクリアー塗料を塗布した屋根材(瓦)です。石綿(アスベスト)を使っておらず、環境に優しい屋根材とも言われています。
金属屋根と同様に、「チョーキング」「変色」「退色」など現在の塗膜の退化が直接的な原因である場合が主な劣化症状です。これらは塗り替えのタイミングです。また、その他、塗膜の膨れや剥離などの症状がみられる場合は、早急に塗り替えの対応が必要です。
モニエル瓦とは、ヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られる「乾式コンクリート瓦」のことです。主な内容成分がセメントであるため、塗装しなければ瓦自体に防水性能はありません。
モニエル瓦はセメント瓦の一種ではありますが、瓦表面の処理が特殊なため通常のセメント瓦とは少し違います。成型されたモニエル瓦には、着色スラリー(セメント、砂、骨材、顔料懸濁液※1の水和硬化層※2)というセメントの着色剤を厚めに塗られており、さらにその上をアクリル樹脂系のクリアー塗料で覆って完成させます。
施工性が良く、豪雨や強風にも耐える防水性を備えています。また、断熱性や耐震性にも優れているだけでなく、デザインにも多様性がある大変有能な屋根材なのです。
しかし、有能であるモニエル瓦は「塗装する」となると数ある屋根材の中でも1番厄介な屋根材とも言えます。
先程も述べましたがモニエル瓦には着色スラリーという着色剤を塗っているため、瓦の表面には「スラリー層」と呼ばれる層が出来ています。
モニエル瓦を再度塗装する場合は、このスラリー層を綺麗に高圧洗浄した後に塗装を行う必要があります。
もし、このスラリー層が残った状態で上から塗装してしまうと劣化したスラリー層と一緒に塗装が剥がれてしまう原因となってしまうからです。
そのため、モニエル瓦を塗装する際には、細心の注意が必要です。
※1 顔料懸濁液=顕微鏡で見える程度の顔料の粒子が分散している液体。
※2 水和硬化層=着色されたセメント材料。
劣化症状が現れた場合は、住宅への雨水の浸入が考えられます。住宅へ雨水が浸入すると、住宅そのもの(素地)を劣化させ、住宅の寿命を縮めることになります。
そのような事態を避けるためにも、早期メンテナンスを行う必要があります。
屋根の種類
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